話題の天才ドラマー・よよかちゃん

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世界的ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」のドラマー、チャド・スミスが絶賛した日本人ドラマーがいる。なんとその人物、まだ8歳。北海道石狩市在住のよよかちゃんという女の子だ。

彼女が注目を集めたのは、レッド・ツェッペリンの「Good Times Bad Times」のカバー演奏動画がきっかけ。可愛らしい表情とその腕前のギャップが注目を集め、多くの海外メディアやミュージシャンが彼女を絶賛しているのだ。

シェリル・クロウも絶賛

話題の動画は、女性ドラマーのコンテスト「Hit it Girl 2018」(18歳以下の部)への応募作品。ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムのテクニックが遺憾なく発揮された難曲「Good Times〜」を、完璧にカバーしている。

よよかちゃんは常に笑顔で、いかにも楽しげにドラムを叩く。バスドラムのキックペダルまで足が届かず、つま先立ちのような形でペダル踏んでいるのも愛らしい。だが、その腕前は本物だ。

その小さな体から繰り出す力強いドラミングはもとより、非常に高難度だとされる同曲のキラーフレーズ「バスドラムの3連頭抜き」も悠々とこなす姿に、世界のハードロックファンが驚愕したのだ。

ツイッターには、国内外のユーザーから「信じられない」「マジですごい」といった絶賛の声が続出。さらには、冒頭に挙げたチャド・スミスも2018年6月14日(日本時間)のツイッターで、

「最高だ!!!!」

との一言を添えて動画を紹介。また、シンガーソングライターのシェリル・クロウも、彼女のドラミングに興奮気味に反応していた。

よよかちゃんの演奏動画は多くの海外メディアでも取り上げられており、米音楽誌「ローリングストーン」(ウェブ版)は「Amazing Led Zeppelin Cover」との見出しで紹介。そのほか、英BBC(同)など多くの一般メディアでも好意的に取り上げられている。

ドラムを始めたのは2歳

いったい、よよかちゃんは何者なのか。家族で結成したバンド「かねあいよよか」で、ドラムのほかボーカル・キーボーティストとして活躍。バンドの公式サイトにあるプロフィールによれば、

「2歳からドラムを始め、4歳からライブ活動を始める(中略)ライブやイベントなどこれまでに100本近くのステージを経験」

したという。

さらに、自ら作詞・作曲も手がけており、8歳にしてすでに3枚のCDを発表。ちなみに、好きなドラマーは「ジョン・ボーナム、ベニー・グレブ、クリス・コールマン、カーマイン・アピス、山木秀夫」などだそうだ。

今回、話題になったツェッペリンのカバー動画は、「Hit it Girl 2018」でウィークリーチャンピオンに輝いている。こうした結果や海外での大反響について、よよかちゃんはどう思っているのか。

J-CASTニュースが15日、父親を通じて取材すると、娘のコメントだとして次のような回答があった。

「将来は海外での活動を考えていたので、世界中の人によろこんでもらえて私もうれしい。これからも練習をたのしく頑張って、グルーヴや歌心を大事にしたドラムを続けていきたい。バンドでもソロでも作詞作曲をたくさんしたい。10月の道新ホールでのワンマンライブは札幌だけど、世界のいろんな人に見にきてほしいです」

『Hit Like A Girl Contest 2018』Good Times Bad Times - LED ZEPPELIN / Cover by Yoyoka , 8 year old drummer from よよか on Vimeo.